受験のお仕事

「寝過ごした」

気付いたら4駅先。どうやら急行の通過待ちに救われたらしい。
集合時間は8時20分。初乗りをケチる暇はないと思いもう一つの最寄り駅で降りる。

通学途中、道は見渡す限り親子連れ。そう、この学校を受験せんと目的地を目指す人達だ。みれば皆背が低く小学校6年でもこんなものなのかと思った。自分も4年前は同じような境遇だったわけか、と思いつつ足早に急ぐ。

正門。様々な塾の講師陣が「サランヘヨー」と声を掛ける。
嘘。受験生への励ましだって。
思い出すのは自分の入試当時の事。当時通っていた塾の講師はいるかなーと探してみたら、案の定いた。算数のT村教師、理科のO田(個人名を出すなー)教師、国語の・・・顔しか覚えてないな。

てな訳で遅れずに登校。早速担当の部屋へ。
この日の仕事は空調管理とか問題、解答用紙の配布・回収が主。試験中は暇なので専ら本を読む。廊下には石油ストーブがおいてあり多少の暖はとれるがやっぱり寒い。この学校のストーブはいわく付きで、その高温を発する表面は幾多もの紙、ゴム等をChar(程酷くはないが)してきたそうだ。ゲル状の物体が乾いてこびりついているのを見ると確かにと思う。用務の人が触らないでくれという旨の紙を渡しに来たのだが、「触れる」が「解れる」になっていた。

(中略)

受験生達が食べるプリッツやチョコが羨ましかった。丁度自分も小腹が・・・。

(中略)

こうして入試は終了した。結果は採点者のみぞ知る。今年も受験の報道を「うはwwwwおkwwwwww」と他人行儀で見ると思う。
ちなみに、2年後は我が身

　　　　　　　　　　　　　　　　　(終)

P.S.
http://blog.livedoor.jp/shuhenchiiki/
友人の日記サイト。彼の芸能面での知識量は常識を軌しており、その他まあ幅広い分野に興味が・・・
てお見合いか!!